仲屋風水デザイン
台北の天后宮でインスピレーションを受ける更新が遅くなりましたが、今回の台湾旅行ブログもこれが最後になります。 台北でおすすめのお宮は沢山あるでしょうが、私はこの天后宮をすすめます。 行天宮、龍山寺と、タイミングが合わず、外れを引いたような旅のお宮参り。もういいかなぁと考えていましたが、台湾チームで四方山話に花を咲かせている時、空海さんの話題になりました。いったい、どうして空海の話になったのかは忘れてしまいましたが、とにかく弘法大師です。 「そういえば、弘法大師が唯一祀られているお宮が台北にありましたよ」ということから、最後にぜひともお参りしてみようということになりました。 それが天后宮です。 商店が建ち並ぶ道沿いに狭く入り口があります。 台湾滞在期間中にどんどん暑くなっていきましたので、道路を挟んで向かいにある蜂大珈琲で一服してからお参りすることにしました。 どうもお宮にいる寺男や寺女的な仕切る人とはちょっと肌が合わない今回の台湾お宮参り。 それでも祀られている神さまとは別だと考えられるのは、お参りの際に色んなイメージを見ることができるからです。ですが、ビジョンを楽しむにはある程度の集中力が必要です。龍山寺、行天宮と、それはもう集中力に欠けてしまって、なんだかピンと来ませんでした。 雑然とした街中、お宮の門をくぐると中は案外広く、聞こえていた街の喧騒も静かになったことに驚きました。 宮にやってくる台湾の人々は、それはもう真剣にお参りしています。
天后宮ははじめて来た人のために、お参りする順番が図入りで壁に貼られていましたので、ひとつそれに従ってお参りしてみましょうということになりました。 祀られている神さまが6柱?7柱?とにかく多いのです。 受け付け?で線香セットを買い、火をつけた線香を持ちながら、まずは香炉の回りを3まわりします。 その後はそれぞれひとつひとつお参りしていきます。二本に火をつけてひとつの神さまに挨拶し、そして真ん中の香炉まで戻って線香を差す。また二本、新しく火をつけてお参りし、香炉に戻って差す。これを繰り返していきます。 見よう見まねでやりましたので、正式な方法では無かったかも知れませんが、ちょうど3つめの神像にさしかかったところで、それはやって来ました。 灯った線香を持ったまま手を合わせ、神像の前で生年月日と住所、それから名前をつぶやき、「縁あって台湾の地まで来ました。陰陽や易を学び伝えることを日本でやっておりますので、どうぞお見知りおき頂ければうれしいです」と、ご挨拶をすませた時でした。 あれ?これはちょっと高血圧気味なのかな?と、はじめは感じていましたが、どうもそうではありませんでした。その時すでに私は頭のてっぺんがぱっかんと開いたかのように感じていました。 あかんあかん、これは霊感が開くサインやがな。と、開いた頭を閉じてしまおうかと抵抗も考えましたが、いやいやこれも旅の思い出になるだろう、とりあえず様子見でほおっておこうと思いました。待つ子です※1。そう思った途端、いわゆる第3の目とよばれる場所がビリビリとしだし、ミカンの皮でもめくるみたいに、ぐわっと誰かに剥かれ開かれるような感じがしました。同時に尾てい骨もビリビリしだし、足が地面とくっついたようになりました。 これは。。。!!! 炭酸の泡のように体の疲れが頭の上と足の下から抜け去って行き、サードアイと頭頂と尾てい骨と足裏がビリビリし続け、あるがままの状態で気分良くぼんやりとしだします。あぁ、もうずっとこのままここに居たいわ。。。 天地と通じ人がその間にいることをタオと共にあるといいます。今思えば、天后宮での体験は私にそれをあらためて教えてくれたものでした。天人合一とは天と人とが引き合うこと。しかも結構強引に。 今思えば、道教の神さまが私からの挨拶に反応してくれたかのような、はっきりと何かの存在を教えてくれたという、まれな体験でした。その後お参りは早々に切り上げましたが、もしあのまま3分もそこで手を合わせていたのなら、仙人か神様か、そういったビジョンも見えていたことだろうと思います。沖縄以来の強烈なインスピレーションでした。 帰国後、この時同行していたH先生からは「ナカヤさん、あの時天后宮で何か開いてはったねぇ」と、どうもすっかりばれていたようです。 「え?!H先生分っていましたか?内緒にしていたのに」ちょっとビックリして聞き返しました。 「アハハ、分るよー、全然感じが違っていたもの」むむむ、げに恐ろしきはナチュラルな直感持ち。そういえば少し前、彼女の瞳の奥には長い神社の石階段のような道が続いていて、どうも神様に会いに行けるようになっていると言っていた人のことを思い出しました(匿名希望)。なるほどバレたのはそういうことか。 もしかすると人々に愛される作品を作り出す人というのは、どこか見えない世界へと続く道をもっているのかもしれません。 私の所へやってくるお客さんには、意外にそういうナチュラルな直感持ち(しかも自分では普通のできごとなので気がついていない)が、少なからずいらっしゃいます。きっとそのあたりは、女性性の源泉に通じることでもあるのでしょう。タオも女性性と深く関係しています。 さて、今回の台湾の旅はこれでお終いです。色んな美味しいものを食べ珍しいものを見、M社長のさまざまな手配に世話になり、Aちゃんのクールさに時に戸惑いながらも、冗談とユーモアで旅のトラブルを乗り越えつつ、とにかく素敵な体験が目白押しの旅行となりました。 霊感がUPした訪台最終日の晩、案の定宿で幽霊を見てしまうというオチまでつきました。いやいやそれにしても幽霊とはどこでも様式美にこだわるものです。海外の幽霊などはめったに拝めるものではありませんが、いかにもこの世に未練を残してございというスタイル。分りやすい。まるでモンスターズインク(映画)と同じです。歳のせいか、そういうものを見てしまっても、もうあまり怖がらなくなってしまったようです。 ビバ、台湾!ありがとう!清濁併せ飲みながら人々が聖なる場所を大事にし続ける国!そして、人が人らしく生きて良いんだよと教えてくれる親切な国!ぜひまた行きたい(LCCのタイガーエアも親切でした)、そう思わせてくれる素敵な国が近くに存在しています。 最後に、関空へ向かう空の写真でお別れしましょう!タオと共にあらんことを♪ ※1待つ子:うまくいくタイミングがやってくるのは、自分で思っているタイミングよりも少し遅れてやってくることが多いので、慌てている時ほどじっと待つ子でいると良いという焔用語。 |
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